山田言

思いのままに綴ります。はい。

空っぽな、それはとても、空っぽな

私です。

私は言うなれば空虚な筒になってしまった。

 

それはただ、ただひたすらに私の心を貪りつくす。停滞と暇の怪物が、饒舌に、且つ雄弁に己の存在を語る頃に気付いたのだが、もはや手の施しようもない所まで来ていた。

 

惰性の欲望など、何の意味も持たない。苛烈に、鮮烈に、ただ我武者羅に求める欲望が、人間にとって最も大切なものである。

そこにとどまりたいがための欲望は、あってないようなものなのだ。私が真に必要なのは、革新の欲なのだ。

 

しかし、それでも私は、惰性の欲望に対抗する術をもはや失くしてしまった。

新しいものを求めない限り、人は衰退していく一方だと知って、なお。私は過去へ飛ぶ事しかできなくなってしまった。

 

私は芸術家であると同時に、芸術品でありたい。人々の心に傷跡を残して去りたい。

だが今となればそれも無理かもしれない。牙を、爪をもがれ、放り出された哀れな獣など、自然は生かしてくれやしないのだ。

それでは。